20年度の
「わかりやすい予算」には「ガスストーブを使用している二小、八小、九小、十三小、一中の5校に、やけど等の危険があるため、安全性の高いFF暖房機を設置します。予算は
1億9363万5千円。財源内訳は国や都の補助金なしで全額市負担、そのうち
7470万円は借金。」とあります。
写真のような暖房機が窓を塞いで据付られたようです。予算案に反対した一つの理由に、この事業がありました。こんなに借金までして暖房機(冷暖房でない)を2億円もかけて換える緊急性や必要性があるのか(あるいは、職員の仕事が増えない予算消化ではないか)という点です。学校教育の環境が良くなる事はもちろん賛成です。しかし、説明にあるように、「やけど等の危険」が理由に挙げられていますが、子どもから全ての危険を取り除いて、どんな「生きる力」が育つのでしょう。ストーブは熱いもの。私の時代はコークスを燃料にしたダルマストーブで、生きる力が付いた気がします。現在のストーブは廃棄するようですが、ものを大切に使うことも教育ではないでしょうか。