西武鉄道に3市議会で要望

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一昨日の小平市議会臨時議会で、西武国分寺線、多摩湖線等の5路線の存続を求める要望決議を全会一致で可決しました。すでに要望決議を決めていた東村山市議会、東大和市議会と合同で本日、株式会社西武ホールディングスと西武鉄道株式会社の両社長にお会いし、直接要望決議を手渡しさせていただきました。「鉄道はしっかりと守っていく」との力強いことばを頂き、最後に3市の議長副議長と両社長と堅い握手をいたしました。



▼以下要望決議議案の前の案です。(可決した議案文書が手元に無いので、後日差し替えます。)

 西武国分寺線・西武多摩湖線など5路線の存続を求める要望決議(案)

 西武ホールディングスの筆頭株主である米投資ファンドサーべラス・グループは、同ホールディングス株に対するTOBを進めているが、それらに絡め、不採算路線の廃止や埼玉西武ライオンズの売却を含めた提案をしているとの報道がされている。その後、同ファンドの日本法人社長は、「アイディアの一つとして示しただけで、提案も要求もしていない」とのべて路線廃止等にはこだわらない考えを示している。しかし、小平市は、市の南北を結ぶ西武国分寺線・多摩湖線が、通勤通学あるいは、通院の交通手段としてまさに生命線となっている。また、国分寺線の小川駅では、再開発の準備が進んでおり、住民のまちづくりへの期待も高まっているところである。また、多摩湖線の青梅街道駅には市役所があり、多くの市民が、市役所への交通手段として利用するほか、一橋学園は、西武鉄道の関連会社である箱根土地が開発したプロジェクトとして、市内の高級住宅街を形成している。さらに、西武国分寺線・多摩湖線とも、西武園遊園地や西武ライオンズ球場、狭山スキー場等、都民のレジャーの拠点を結ぶ路線として、大きな役割を果たしている。
 小平市の生命線ともいえる、これらの路線の廃止について、たとえアイディアの一つとして示したと言われても、到底看過できるものではない。
 この2つの路線のほか、西武山口線・西武秩父線・西武多摩川線の廃止も示されていることを考えれば、北多摩地区の住民のみならず、東京都民・埼玉県民にとって、大変な衝撃をもって受け止められる問題である。
 よって、小平市議会は、市民の交通手段である公共交通機関を、単に採算の問題だけで切り捨てようとする考えに断固抗議するとともに、たとえTOBが成立し、株式の45%近くを取得したとしても、これら路線の存続を強く求めるものである。以上決議する。
                              小平市議会
by snipe-sano | 2013-04-26 20:54
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