味気ない緑の管理

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この時期、市内のあちこちで樹木の剪定作業が行われているのを見かけます。都営住宅や街路樹など、公共の緑の剪定ですが、いつも気になるのは、ツツジ類をこの時期に剪定すると、来年の春に花は咲かないなとか、サクラをこんなにさっぱりさせると来年の春は楽しめないなとかです。昔は、公共の緑も少なかったし、基本的に年2回剪定するという造園の常識があったので、予算も付けられていたように思います。ところが、最近は都市緑化の名の下、公共施設の緑化が進められたのはいいのですが、管理のことまで手が回らず、緊縮予算で、年2回が1回になり、さらにひどいところは2年に1回になったりしています。それでもあまり文句は言われないので、それが定着しつつあるのが現状のようです。造園技術もどうでもよいようで、バッサリと丸坊主やバリカンのような電動器具でバリバリカットなので、専門が土木の業者が請け負う場合もあるようです。
写真のイチョウの木も、これから黄葉という時なのに、「でも、そんなの関係ねぇ!」という感じです。何のための緑化なんでしょう。
by snipe-sano | 2007-10-09 22:32 | まちづくり
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