暑い日が続きます。チョウチョ(アゲハチョウ)が水をまいた跡の地面でしきりに何かをすっているのを見かけました。吸水行動と言われているのですが、実はなぜこのような行動をするのかまだよく分かっていないようです。2つの説があり、1つは「体温が上がりすぎた蝶が体を冷やすために水を飲んでいる」という説。もう一つは「この行動をとるのは羽化した後のオスがほとんどなので、オスの体に必要な成分(ナトリウム)を補給するために行う」という説だそうです。オスの蝶がメスを探して活発に活動するため、筋肉の運動に必要なナトリウムイオンを補給していると聞くと、なるほどなぁと思えてきます。でも、人間が熱中症にならないよう、水分とイオンサプライが必要なのと同じに、やはり体を冷やす行動なのかもしれません。