雑木林

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  このあたりの雑木林は、クヌギ、コナラ等の冬に葉を落とす落葉樹の林で、この落ち葉を堆肥に、樹木は20年~30年のサイクルで伐採し、薪に利用していたようです。伐採するとまた芽が出て(萌芽更新)株立ちの武蔵野の雑木林と言われる美しい姿を形作ってきました。また適度に陽があたるようになり、可憐な野草なども数多く育っていました。
  このサイクルがなくなって、4~50年ほっておくとどうなるのか。それが今の状態でしょう。育ち過ぎ、混み過ぎで夏は暗く、下草も少ない樹林です。さらにその後どうなるのか10数年前に大学の研究室に尋ねてみましたが、その研究はないとのことでした。
  2月4日の日曜日に市民参加の雑木林保全活動がありますが、育ちすぎた雑木は伐採しても根元から萌芽しなくなります。また、伐採するという行為に反対意見もあります。将来的に、雑木の寿命なども考え、どのような樹林に保全していくのかが課題となっています。
by snipe-sano | 2007-01-22 23:22 | 自然
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